【必見】中国語教室を選ぶポイントとは?正しい選び方をご紹介!

中国語教室の公開しない選び方

 

中国語教室を選ぶポイントとは?

中国語は全世界で一番母語話者が多い言語と言われています。その数はなんと約14億!日本の外国人観光客に対するインバウンドは拡大傾向にあり(昨今のコロナウイルスの影響で一時的に減少していますが…)日本政府観光局が発表した国と地域別の「訪日外客数」(※1) によると、2019年の1年間の中国語圏からの訪日客は、中国から約960万人、台湾からやく490万人、香港から230万人だそうです。これは2019年に訪れた外国人の合計3190万人のうち半数以上を占めます。また、国土交通省観光庁が発表した「2018年(平成30年)の訪日外国人旅行消費額」によると、訪日外国人の出身国・地域別の消費額の総額(※2)は中国が1兆5450億円、台湾が5817億円、香港が3358億円です。このことからもいかに日本でどれほど中国語の需要があるかがわかります。日本語と中国語ができれば、雇用の機会が増えたり、キャリアアップする可能性が上がるといえるでしょう。

インバウンドだけでなく日本企業の海外進出にも中国語が重要視されています。しかし、いざ「中国語を勉強したい!」と思っても中国語は英会話教室より数が少なく、個人経営の教室も多かったりと「どこの教室を選べばよいか分からない!」という声も多いのが現状です。そこで本記事では中国語教室を選ぶのに後悔しない中国語教室の選ぶポイントをご紹介します!

※1 日本政府観光局「訪日外客数・出国日本人数データ」

https://www.jnto.go.jp/jpn/statistics/visitor_trends/

※2 国土交通省観光「訪日外国人消費動向調査」

https://www.mlit.go.jp/common/001283138.pdf

中国語について理解する
 

一言で中国語といっても様々な方言字体があります。本格的に中国語を学びはじめる前に、どんな中国語がどこで話されているかをざっくり理解することをおすすめします。これらを知らなければ、教室選びに後悔したり、アウトプットの場所が分からず今後の学習モチベーションに影響する可能性があります。本項では、数ある中国語方言の中から日本で一定数の教室がある中国語の方言をご紹介しますので、ぜひ教室選びの参考にしてくださいね!

   全然違う!?各地で使われている様々な中国語

日本では北京標準語と呼ばれることもあります。中国の公用語で、日本で販売されている中国語のテキストや、学校の第二ヵ国語の授業のほとんどがこの普通語です。中国の全国放送のニュースやドラマも普通語なので、中国のほとんどの人とコミュニケーションが取れます。字体は簡体字が使われています。

台湾で話されている中国語です。普通語と台湾華語の間では全く問題無く会話ができます。台湾ならではの単語や発音がごく一部あります。以前は台湾華語の教科書を探すのも困難でしたが、最近の台湾ブームで学習人口が多くなり、台湾華語を学べる環境も増えました。字体は繁体字が使われています。ちなみに台湾語とは全く違う方言となります。

広東はもちろん香港やマカオで広く話されている中国語です。母語話者数は全世界で1億人ほどと言われています。普通語と広東語は別の言語と言えるほど差異があるので「普通語を勉強したら広東語も自然に分かる!」とはなりません。(口語ならスペイン語とポルトガル語の方が近い言語なんじゃないかと思うほどです…) 字体は広東省では簡体字、香港やマカオでは繁体字が使われています。

その名の通り、上海で話されている中国語です。普通語とは違った独特の発音があり、こちらも普通語が話せるからといって上海語が話せるようにはなりません。上海や近隣の都市には日系企業が多く、上海語に触れる機会がある方も多いかもしれません。字体は簡体字が使われています。

簡体字と繁体字の違いとは?

漢字の字体には3種類あります。「繁体字」「簡体字」「日本語漢字」です。一言でこれらの関係を表すと本来中国語で使われていたのが「繁体字」で、それを一部簡略化したのが日本の「日本語漢字」と中国の「簡体字」です。3種類の字体といっても全ての漢字の字体が異なる訳ではなく、共通した字も多くあります

それでは例を見てみましょう!

違いがあっても何となく分かる漢字もあれば、全然意味が想像つかない漢字もありますね。因みに、繁体字と簡体字の字体が同じで、日本語漢字のみ異なる漢字はとても少ないです(いくつかあったはずですが「黒」と「黑」しか思いつきません。。) 

それでも元となる漢字は一緒ですし、ある程度法則性もあるので一度覚えてしまえば問題ありません。

※上記はあくまで顕著な違いを表にしたものです。フォントによっては差が生じる場合があります。

日本人が陥りやすい落とし穴

中国語学習中の日本人が落ち入りやすい落とし穴とは、「書く・読む」と「聴く・話す」の学習ペースに差が生じやすいということです。日本語と中国語には「漢字」という大きな共通点があり、「書く」「読む」の技能に関しては大変なアドバンテージとなります。そのため語学留学中の日本人学生は、漢字を使わない国の留学生よりもテストで良い点が取れたり、上位クラスに振り分けられたりします。一方で「聴く」「話す」に関しては、中国語や英語のSVO型構文に慣れていなかったり、日本語には無い声調や、“R”と”ng”の発音などに苦戦してしまいがちです。「書く・読む」と「聴く・話す」の学習進度にバラつきが生じやすいのです。「難しい文章は読めるけど、音読されたら全然分からない……」という風にならないようにスピーキングやリスニングもみっちり学習できる教室を探すのがおすすめです。


声調と発音が違えばこんなにも違う!

例えば「今日はおごらせて」と言うつもりで、

「今天我請你(jīn tiān wǒ qǐng nǐ)」

と言うところを、

「今天我親你(jīn tiān wǒ qīn nǐ)」

と言い間違えると「今日はあなたにキスするよ」という意味になってしまいます。(大胆!)


他にも、「今日、展覧会に行きます」と言うつもりで、

「今天我要去展覽會(jīn tiān wǒ yào qù zhǎn lǎn huì)」

と言うところを、

「今天我要去蟑螂會(jīn tiān wǒ yào qù zhāng láng huì)」

と言ってしまうと「今日はゴ〇ブリパーティに行きます」という意味になってしまいます。(人間性を疑われかねません……)

日本語では少々発音のトーンが違っても通じることがありますが、中国語は上記のように声調と発音が違えば全く通じないことも。実践的な中国語を学びたい方は、発音に力を入れているか会話の機会が多くあるかなどに注目してください。

目標を明確にする
 

中国語を学びたいと思ったきっかけは何ですか?

中国語は英語と違い義務教育ではないので、中学・高校卒業以降に何か目標を持って学習しはじめた方が多いです。「第二外国語で選んでみた」、「将来役立ちそうだから」という目標だったり、「上海支店で働きたい」、「台湾ドラマを字幕なしで見たい」、という具体的な目的がある方もいるでしょう。上記の中国語の方言、字体の違いにも留意しておきましょう。また、中国語教室にはあらかじめ「旅行中国語」「ビジネス会話」コースなど目的別になっている場合があります。またオンライン教室などでは出身地から講師を選ぶことができるものも多いです。同じ普通語でも、その土地特有のアクセントや語彙があったりするので、目的に合わせて教室や講師を選びましょう。留学を希望している方は、斡旋などのサービスがある教室もありますよ。

 

ま と め

いかがでしたでしょうか!今回は中国語教室を選ぶときに注意してほしいポイント4点をご紹介いたしました。中国語は需要があるだけでなく、学べば学ぶほど奥が深い言語です。日本語とも強い繋がりがあるので、中国語学習を通じて日本語に新たな発見をすることもあります。言語学習にはどうしてもスランプがつきものですが、自分に合った教室が見つかれば、楽しく学習ができるはず。この記事が少しでも中国語教室選びの参考になれば幸いです♪

最新記事

関連記事

SNS

英会話教室の評判

エリアから英会話探す

試験対策

実用的な学習メモ

英語独学