TOEICの点数は何点で何ができる?点数とできることの目安を解説

TOEIC試験を受ける際、「何点取ればどんなことができるか」という目安があるとやる気も起きますよね。目安を知っておくと、目指す点数や勉強法、対策なども変わってくるでしょう。今回はTOEICの点数でできることの目安について書いていきますので、是非参考にしてみてください。
 

TOEICの点数帯別の特徴

あなたが目指す英語レベルはどのくらいでしょうか。「海外旅行で困らない英語力を身に付けたい」「ビジネス英会話ができるレベル」「日常英会話ができる程度」など人によって目標の英語力は違います。TOEICの勉強を効率的に進めるためには自身の英語力を知っておく必要があります。そして、その上で目標を明確にしてTOEICの対策として学習していくのが効果的です。
どのくらいの点数をとることで何ができるようになるのかが分からないという方も多いでしょう。
TOEICの点数帯別での特長とその点数帯から得られる資格としての「有効度」も書いていきますので、参考にしてみてください。
 
・400点未満(英検3~5級程度)
特長:基礎力がまだ足りていない状態。「まだ基本的なことができていない段階」のため、英会話、読み書き共にカタコトのため意思疎通は困難でしょう。
有効度:資格としてのアピールはできません。むしろ履歴書に書くことで逆効果になることすら考えられます。600点以上取得してから履歴書には書くようにしましょう。
 
・400点~495点(英検準2級程度)
特長:やや基礎が身に付いている状態で、高校基礎レベルの文法や単語にまだ穴がある状態。多少の会話が可能。基礎力はまだ不足している状態のため、意思疎通は限定的。読み書きもまだ不正確です。
有効度:まだ充分な資格として効果を発揮しない可能性が高いため、履歴書に書く必要はありません。600点以上取得してから履歴書に書きましょう。
 
・500点~595点(英検2級程度)
特長:英語の基礎ができてきて、できることが増え始めている段階です。長文読解もできるようになっている状態です。会話は簡単なものであれば話せます。読み書きはまだ不正確な部分が多いです。
有効度:TOEICの平均点は580点程度。あくまで平均点程度のため、プラス評価にはならない場合が多いですが、履歴書に書いてもマイナスにはならない程度。
 
・600点~695点(英検2級A程度)
特長:ある程度英語ができるようになってきてはいますが、まだおぼつかない部分がある段階です。細部はまだ難しいですが、長文がある程度聞き取れる状態で、英語で自分の意見がある程度言える状態。読み書きを含めて複雑な英文はまだ理解できず、理由や裏付けといった難しい英語はまだ言えない。
有効度:上場企業の一般社員に求める平均点数が600点なので、履歴書でアピールできる点数です。一部中小企業の中途採用や一部大手企業の新卒採用、キャビンアテンダント、ホテルスタッフの採用条件になることもあります。
 
・700点~795点(英検2級A~準1級程度)
特長:短文も長文もある程度細部まで聞き取ることができ、意見や複雑な要求にも応えられます。しかし、英語での裏付けや話を展開できる範囲は限られています。
有効度:英語がアピールできる点数です。上場企業の約7割の企業は700点以上を条件にしています。
 
・800点~895点(英検準1級程度)
特長:ある程度の英語は聞き取れるようになり、意見や複雑な要求にも応えられます。まだ一部説明等が不明瞭な部分も残っている状態です。
有効度:「英語が得意」「強み」と言いきれる点数です。800点を持っていれば外資系企業を含むほとんどの会社でこと足ります。楽天は800点を条件にしています。海外赴任で860点以上を条件にするケースもあります。
 
・900点~990点(英検1級程度)
特長:短文も長文も聞き取ることができ、意見も複雑な要求に対しても適切に応えることができます。多少難しい英語も理解することができ、英文で的確な文章を書くことも可能。
有効度:企業から見ても魅力的な人材です。900点以上を取得する受験者は全体の3%~4%なので、とても希少です。
 
以下3点がまとめです。
・600点以上:履歴書に書いてアピールできます。
・700点以上:ある程度「英語が使える」と言えます。
・800点以上:実力・資格ともに充分と言えます。
 
 

TOEICの点数を上げる勉強法

本記事の「TOEIC」は、基本的に聞く・読むに焦点を当てた「TOEIC® Listening & Reading Test」と話す・書くに焦点を当てた「TOEIC® Speaking & Writing Tests」があります。基本的な対策はどちらも共通して言えるのは以下の3点。これらを意識して勉強してみましょう。
 
・自分のレベルに合った勉強法で取り組む。
・勉強時間をしっかり確保する。スキマ時間でも英語に触れる努力をする。
・テスト内容を知り、対策を練る。
 
基礎が固まっていない人はまずは基礎を勉強し直す必要があり、得点アップのための勉強をしても効果を得るのは難しいでしょう。
TOEICの点数を上げるために勉強をするにしても、点数アップには勉強時間が必要です。試験問題の出題傾向や時間配分などを把握している状態で初めて対策が可能です。そのためには、出題傾向に合わせて自分の英語レベルにも合った勉強をした上で少しずつレベルアップしてく必要があります。英会話学習アプリや参考書で勉強するのも良いですが、自分で勉強するのが苦手という方は、英会話教室やオンライン英会話などでもTOEIC対策のコースが選べるところが多いので、探してみるのも良いでしょう。
 

英語力向上のためにもTOEICの点数アップを目指そう

TOEICの点数アップにはまず自分の英語レベルを知る必要があります。その上で、目標のレベルに向けて勉強していくのが最も効果的でしょう。TOEICで目指す点数に合わせた勉強法があるので、一度に高得点を狙わず、少しずつレベルアップしてことも視野に入れましょう。TOEICの試験に慣れるのも一つの手です。また、点数アップは自身で勉強するのが苦手な方は英会話教室やオンライン英会話に頼ってみるのも良いでしょう。目標の点数に向けて勉強していきましょう。

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