英語の「ありがとう」は多種多様!
「ありがとう」を英語で「Thank you.」ということは、多くの人が知っているでしょう。しかし、日本語に感謝を伝える言葉や文章が多数あるように、英語の感謝を伝える言葉も「Thank you.」1つだけではありません。
当記事では、「ありがとうを伝える英語表現45選」を紹介します。初級の英単語でも組み合わせ次第で、さまざまな「ありがとう」を表現できます。シチュエーションにあわせて適切な表現を使い、自分の気持ちを正確に伝えましょう。
「ありがとう」を意味する5つの基本表現
感謝の気持ちを示す表現は、基本的な形を覚えることでシチュエーションにあわせて簡単に作ることができます。
まずは、感謝の気持ちを伝えるための5つの基本の表現を覚えましょう。
①Thank you for ~ing
Thank youの後に 「For ~ing(動詞の現在分詞形)」を付け加えることで、相手がしてくれた行為に対する感謝を伝えることができます。
英語を教えてくれてありがとう。 |
Thank you for teaching me English. |
聞いてくれてありがとう。 |
Thank you for listening. |
電話してくれてありがとう。 |
Thank you for calling me. |
②Thank you for 名詞
Thank youの後ろに「For 名詞」を付け加えることでも、名詞で表現された相手のしてくれた行為に対して感謝を伝えることができます。
今日はありがとう。 |
Thank you for today. |
手伝ってくれてありがとう。 |
Thank you for your help. |
ご協力ありがとうございます。 |
Thank you for your cooperation. |
③appreciate (for) ~
appreciateは、相手の行為を高く評価し、「感謝する」「有難く思う」という意味を持つ動詞です。「Thank you.」を使った表現よりも、丁寧でフォーマルな印象を与えます。
他動詞なので、appreciateの後ろに目的語をつなげます。appreciateの性質上、目的語には「人」ではなく「感謝している相手の行為」を置きます。また、「your」や「her」などの所有格代名詞を使うことで、「相手への感謝」をより明示できます。
あなたのご厚意に感謝しております。 |
I really appreciate your kindness. |
助言いただきありがとうございます |
I am grateful for your advice. |
ご指摘いただき有難く存じます。 |
I appreciate you pointing it out. ※所有格代名詞を使わず表現することもある |
④grateful (for) ~
gratefulは、「感謝している」「有難く思っている」という意味を持つ形容詞です。appreciateと同様に、丁寧でフォーマルな印象を与えます。形容詞なので、be動詞を使って文章を作成します。感謝を感じている相手の行為をgratefulの後ろに置く場合は、「For」を使います。人に対して感謝を伝える場合は「to」を使います。
ご忠告をありがとうございます。 |
I’m grateful for your warning. |
アドバイスいただきありがとうございます。 |
I am so grateful for your advice. |
あなたに感謝しています。 |
I’m grateful to you. |
⑤thankful (for) ~
thankfulは、「感謝している」という意味を持つ形容詞で、be動詞と一緒に使用されます。ただし、自分が「嬉しく思っている」「良かったと思っている」という間接的に感謝を示すニュアンスを持っています。
ご援助いただき本当にありがとうございます。 |
I’m thankful to you for your support . |
愛犬が無事帰ってきて感謝しています。 |
I’m thankful that my dog has returned safe. |
宿題を手伝ってくれてありがとう。 |
I’m thankful for your helping me with my homework. |
【シーン別】感謝を伝えるフレーズ集
ここからは、使用するシーン別に「ありがとう」を伝えるフレーズを紹介します。TPOにあわせた表現を使わなければ、相手に失礼になる可能性もあるため注意しましょう。
カジュアルなシーンで使えるフレーズ
ありがとう! |
Thanks! |
どうも! |
Cheers! ※イギリスで使われます |
いろいろありがとう。 |
Thanks heaps. ※オーストラリアで使われます |
いろいろありがとう。 |
Thanks a bunch. ※アメリカで使われます ※イギリスでは皮肉がこもった表現 |
いろいろありがとう。 |
Thanks a million. |
なにからなにまで、ありがとう。 |
Thank you for everything. |
とにかくありがとう。 |
Thank you anyway. |
いつもありがとう。 |
Thank you always. |
どうもありがとう。 |
Thanks a lot. |
本当にありがとう。 |
Thanks a lot. Thank you so much. |
本当に、本当にありがとう! |
Thank you so, so much! |
あなた最高! |
You’re the best! |
わざわざありがとう。 |
You shouldn’t have. |
恩に着るよ。 |
I owe you. ※相手に借りがあるときに使われます |
フォーマルなシーンで使えるフレーズ
ありがとうございます。 |
Thank you very much. |
ありがとうございました。 |
Many thanks. |
あなたのご親切に感謝します。 |
I appreciate your kindness. |
お時間いただきありがとうございます。 |
Thank you for your time. |
本当に助かりました。 |
You’ve been very helpful. |
心から感謝いたします。 |
Please accept my deepest gratitude.. |
お会いできて嬉しいです。 |
It’s a pleasure to meet you. |
ご理解とご協力をありがとうございます。 |
Thank you for your understanding and cooperation. |
ご配慮ありがとうございます。 |
Thank you for your concern. |
ご清聴ありがとうございました。 |
Thank you for your attention. |
大きな感謝を伝えるフレーズ
感謝してもしきれません。 |
I can never thank you enough. |
お礼の言葉もありません。 |
I can’t thank you enough. |
心の底から感謝を伝えます。 |
Thank you from the bottom of my heart. |
ご厚意に、ただただ恐縮しております |
Your kindness overwhelms me. |
あなたのしてくれたことを決して忘れません。 |
I will never forget what you have done. |
お礼を言われた時の返答フレーズも一緒に覚えておこう!
「ありがとう」を伝えるフレーズは数多く存在するため、海外の人と仕事をすれば、それだけ自分に向けられる感謝のフレーズも多くなります。自分が相手に感謝の気持ちを伝えたいのと同様に、相手も自分にお礼の気持ちを伝えたいと思っているでしょう。
そのため、自分がお礼に言われたときは、上手く相手の厚意を受け取りたいものです。
最後は、自分がお礼を言われたときの返答フレーズを確認しましょう。
どういたしまして。 |
You’re welcome. |
どういたしまして。 |
Not at all. Don’t mention it. ※ビジネスシーンで使えます。 |
いつでもどうぞ。 |
Anytime! |
こちらこそ、どういたしまして。 |
Thank you, too. You, too. Same here. |
気にしないで下さい。 |
It’s all right. No worries. No problem. It’s O.K. ※カジュアルなシーンで使います。 |
大したことじゃないですよ。 |
It was nothing. |
当然のことです。 |
It’s the least I could do. |
お礼を言うべきは私の方です。 お役に立てて何よりです。 |
It’s my pleasure The pleasure was all mine. ※ビジネスシーンで使えます。 |
感謝されるようなことはしていません。 とんでもないです。 |
You don’t have to thank me. There’s no need to thank me. |
どういたしまして、大歓迎です。 |
You are the most welcome. ※ビジネスシーンで使えます。 |
まとめ
今回は、英語で「ありがとう」と言いたいときに使えるフレーズを紹介しました。英語で感謝を伝える表現は数多く存在しているため、どのようなシーンで使える表現なのかを確認しましょう。「ありがとう」は毎日のように使う表現なので、練習する機会も多いものです。日常生活や仕事の中で、新しい表現を積極的に使っていきましょう。
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