魚は英語で“ghoti”!?正しい発音をするためにIPA(国際発音記号)を覚えよう!

英語の発音を上達させるために最近は会話のリズムや抑揚を理解することが注目されています。一方で、発音記号を理解して正しい発音を身に着けることは意外と軽視されがちです。今回の記事では正しい発音を理解するために必須なIPA(国際発音記号)の基本についてご紹介したいと思います。
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    1. 英語はスペルと発音が一致しない?

    昨今、英語は文法の平易さから世界共通語の地位を確固たるものにしつつあります。名詞に性や格はないし文法的例外も他の言語と比べれば少ないと言えるでしょう。その一方でスペルと発音が一致していない単語がとても多いということを皆さんはご存知でしたか?スペルと発音が一致していなってどういうことでしょうか。アルファベットのaを例に見てみましょう。

    air/アー

    acid/シッド

    art/アー

    このように同じaでもいくつか発音のパターンがありますよね。この記事のタイトルにも挙げた‘ghoti’はそのような英語のスペルと発音の不一致を揶揄する造語なんです。

    lough/のgh

    women/ウミンのo

    nation/ネイションのti

    これらをそれぞれ組み合わせてghotiフィッシュとなるわけです。このように英語の発音はスペルと一致していないケースが数多くあります。そこでIPA(国際発音記号)が役に立つんです。

    2. IPA(国際発音記号)って何?

    IPAはInternational Phonetic Alphabetの略で、世界で最も有名な発音記号の事です。辞書を引いたときにdictionary (díkʃənèri)の様な表記を目にしたことがあるのではないでしょうか。これがIPAでWeblioやLongman、Cambridgeなど主要な辞書のほとんどはこのIPAという記号で発音を表記しています。

    3. IPAは必要なものだけ覚えよう

    発音記号は発音の数だけ種類があるわけなので全部を覚える必要はありません。今回の記事ではアメリカ英語の発音において重要度の高いものに絞って解説していきたいと思います。

    4. 単母音の発音記号

    まずは最も基本的な単音の母音の発音記号をご紹介します。上でも少し触れましたが母音に関してはスペルと記号がかなり異なるものもたくさんあるので注意して覚えましょう。

    発音記号

    単語の例

    発音記号

    単語の例

    /æ/

    cat, bad, sad

    /ɛ/

    get, bed, set

    /ɑ:/

    bra, calm, palm

    /ɔ:/

    saw, talk, want (US /ɑ:/)

    /ʌ/

    but, cut, come

    /ə/

    a, about, terrible (schwa)

    /ʊ/

    put, full, wood

    /uː/

    you, who, chew

    /ɪ/

    pit, bin, will

    /i:/

    she, see, keep

    /ɝː/

    curve, serve, bird

    /ɚ/

    mister, standard, editor

    /æ/口を「え」と発する開き方にして「あ」と発音するような音です。

    /ɑ:/ 喉の奥の方を広げて「あ〜」と発音。「あ」と「お」の中間くらいの音です。

    /ɔ:/ 日本語の「お」より口を縦に大きくあけて「お」と「あ」の中間くらいの音を出します。

    /ʌ/力を抜いて短く「あ、」と発するような音です。

    /ə/ə はʌ よりも更に力を抜いて「ぁ」のように発音する音です。いわゆる「曖昧音」の代表格。わずかに口を開けてそのまま適当に声を出しましょう。

    /ʊ/と/uː/ /ʊ/は短く曖昧な感じで、/uː/の方がよりかっちり伸ばす感じです。

    /ɪ/と/i:/  /ɪ/は短く曖昧な感じで、/i:/の方がよりかっちり伸ばす感じです。

    /ɝː/ Rを伸ばした音で、出だしから最後まで音は同じです。

    /ɚ/ /ɝː/のストレスを置かない曖昧にした音です。

    さて、このような説明は非常にわかりにくいですよね。百聞は一見にしかず(この場合は逆?)です。IPAの発音について解説している動画を見てみましょう。

    5. 二重母音と子音の発音記号

    続いて二重母音と子音の発音記号について見ていきましょう。二重母音とは二つの母音が途切れず滑らかに移行して発音される音の事です。二重母音にも様々な種類はあるのですが、今回は特に頻度の高い二つに絞ってご紹介します。

    発音記号

    単語の例

    発音記号

    単語の例

    /aʊ/

    out, about, power

    /oʊ/

    so, coat, won’t

    /aʊ/: 口を少し開けて「あ」と言ってから、少し閉じるときに弱く「う」と付けて発音します。

    /oʊ/: あごを下げ、口を開けながら、のどで「おー」と発音します。

    子音の発音記号の多くはスペルの通りに表記されているのですが、中には特殊な記号も用いられているので、ここではそれらを紹介します。

    発音記号

    単語の例

    発音記号

    単語の例

    /θ/

    theme, thrill, theater

    /ð/

    that, though, there

    /dʒ/

    jeans, judge, educate

    /ʒ/

    usual, Asian, pleasure

    /j/

    you, yet, yawn

    /ŋ/

    song, king, going

    /ʃ/

    shirt, Chicago, associate

    /tʃ/

    chat, chance, church

    ここで挙げていない子音についてはスペルと同じ発音記号で表記されています。それぞれがどのように発音されているのかについてはやはり以下の動画で確認してみましょう。

    日本語の字幕がないので少し見づらいかもしれませんが、それぞれの記号がどのように発音されているのかを実際に確認してみてください。

    6. おわりに

    今回の記事では英語におけるスペルと発音の不一致とIPAの重要項目をざっとご紹介してきました。英語を流暢に発音するためには英語独特の抑揚やリズムを身に着けることが重要であるとしばしば言われています。確かにそれらも重要であることは間違いないのですが、それぞれの単語の正しい発音身に着けることが先決です。発音記号全部を暗記することは難しくても、単語の意味を調べるときに隣の発音記号を意識することから始めてみてはいかがでしょうか。

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