英語で「よろしくお願いします」ってなんて言うの?場面別に紹介!

英語でよろしくお願いします
自己紹介やビジネスのシーンなど、さまざまな場面で使う「よろしくお願いします」を英語でどう言うのか知っていますか?
日本では場面ごとに相手が解釈を使い分けてくれますが、英語だと日本語のようにオールマイティーに使える言葉や直訳表現がないので場面毎に使い分ける必要があります。
ではどんな表現をどのように使い分ければよいのでしょうか?
当記事ではカジュアルからフォーマルな使い方まで、英語の「よろしくお願いします」を場面ごとに説明していきます!
 
 

 

💡「よろしくお願いします」を英語で言う場合の基本 

会話している男女
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普段当たり前に使っている「よろしくお願いします」という言葉ですが、英語ではなんというのでしょうか。
 
日本語の表現に近付けて言うと、「I beg your kindness.(直訳:あなたの優しさをお願いします)」が適当だとされていますが、
これは日本文化に詳しい人にしか通じないだけでなく、丁寧過ぎる表現なので、ネイティブは使いません
 
ではどうすればネイティブにも通じる言い方になるのでしょうか?
 
英語では、「ここへ来てくれてありがとう」「時間をとってくれてありがとう」といったお礼を言う場面で「よろしくお願いします」のような表現を使用することが多い為、「これから先もよろしく」といったニュアンスで使うことは多くはありません。
 
仕事を頼む場合も「引き受けてくれてありがとう」「作業してくれてありがとう」といった感謝をよく言います。
 
これらのことから「よろしくお願いします」に一番近い英語表現は”Thank you”と言えます。

 


 

英単語の覚え方

 


 

💡場面別「よろしくお願いします」の使い方 

挨拶する人たち
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英語では感謝の意味が強い「よろしくお願いします」という言葉ですが、日本語と同じように様々な場面で使うことができます。

しかし、英語の場合は場面ごとに使い分ける必要があります。
それでは使用頻度が多い場面毎の表現を厳選し、紹介していきます!
 

 

📌①初対面の「よろしくお願いします」の場合 

自己紹介やビジネスなどで使う「よろしくお願いします」ですが、この場合は日本語でいう「はじめまして」の使い方もできます。
ビジネスシーンのみならず、日常会話でも使える表現なので、ぜひ覚えておきましょう!
 

👉Nice to meet you.

一番使われていて馴染みのある表現です。
直訳すると「お会いできてうれしいです」というような意味ですが、
「よろしくお願いします」という意味も含まれています。
 

例:

A. Hi, I’m Hanako. Nice to meet you.

B. Hi, I’m Mike. Nice to meet you too, Hanako.


 

👉It’s pleasure to meet you./Pleased to meet you.

これも「お会いできてうれしいです」という意味を持ちますが、Nice to meet youよりも丁寧な表現になります。
仕事相手や上司に使うなど、誰に使っても失礼にならない表現です。
 

A. It’s a pleasure to meet you.

B. It’s a pleasure to meet you, too.

A. Nice to meet you, John. I’m Linda.

B. Pleasure to meet you, Linda.

 


 

📌②「これからもよろしくお願いします」の場合 

出会って一通り会話を終えた後や別れ際に、「今日はありがとうございました。これからもよろしくお願いします。」という意味合いで「よろしくお願いします」を使いたい場合は以下の言い方をする場合が多いです。
 

👉Nice meeting you.

👉It was nice to meet you.

 

どちらも「お会いできてよかったです。」というような意味合いを持ちますが、「今後ともよろしくお願いします。」という意味も含まれていますので、どちらを使っても良いでしょう。
※初対面の相手にのみ使う表現です。二度目以降の相手には使いませんのでご注意ください。
 
ちなみに、’’Nice meeting you.’’の後に以下のようなフレーズを付けることもできるので、是非使ってみてください。
 

👉Nice meeting you. Keep in touch.

今後ともよろしく。連絡を取り合おう!
※取引先や目上の方にはPlease keep in touchの方が丁寧になります。

👉Nice meeting you. Let’s stay in touch.

今後ともよろしくお願いします。連絡を取り合いましょう。

👉Nice meeting you. I’ll see you around.

今後ともよろしくお願いします。またどこかでお会いしましょう。
 
’’Nice meeting you’’はビジネスシーンだけでなく、友人や知り合いとのパーティーや結婚式などの会話にも使えるとても便利な表現になります。
仲良くしていきたい相手には’’Keep in touch’’などの言葉を付け足すことで印象が良くなります。
 
 
また、これとは反対に今後あまり会う機会がないだろうという相手には以下のようなフレーズが使えます。
 

👉Nice meeting you. Let’s keep in touch. Have a nice day.

今後ともよろしく。連絡を取り合おうね。良い一日を。

👉It was nice to meet you. Please come again. Have a nice day.

今後ともよろしくお願いします。またいらしてくださいね。良い一日を。
 
’’Have a nice day.’’は、「良い一日を」という意味ですが、別れ際に「あなたが良い一日を過ごせますように」という思いやりの意味が込められています。
 
また、金曜日の退勤後に’’Have a nice weekend! / 良い週末を!’’という表現で同僚への挨拶の言葉にもなります。
 

 

📌③ビジネスの「よろしくお願いします」の場合 

仕事で出会った相手に対して使う場合は「一緒に仕事ができて嬉しいです」といった気持ちを伝えると良いでしょう。
以下のようなフレーズが使えます。
 

👉It’s pleasure to meet you. I’m excited to work with you.

よろしくお願いします。一緒に働けるのが楽しみです。

👉It’s pleasure to meet you. We look forward to doing business with you.

よろしくお願いします。私達は、あなたとお取引ができるのが楽しみです。
 
1つ目のフレーズはフォーマルな言い方としてよく使われ、取引相手にや同じ会社の人、初めて会う人にも使えます。
 
また2つ目のフレーズは、会社間の取引といった畏まったシーンで使うことが多いでしょう。
 
さらに、会社を代表する場合「We」を使うとよりフォーマルな言い方になります。
この場合は「We=私たち=会社」「You=あなた=お取引先」という意味を持ちます。
 

 

📌④会議や打ち合わせでの「よろしくお願いします」の場合 

既に顔見知りの状態で会議や打ち合わせをする場合の「よろしくお願いします」は、一般的に「来てくださってありがとうございます」「お時間を作ってくださりありがとうございます」といった感謝の意味で使われ、以下のように表現します。
 

👉Thank you for taking the time to meet us.

お忙しい中、お時間をいただきありがとうございます。

👉Thank you very much for coming.

来ていただきありがとうございます。

👉We appreciate you taking the time to meet us.

お忙しい中、お時間をいただき感謝いたします / ありがとうございます。
 

👉I appreciate you coming.

来ていただき感謝いたします / ありがとうございます。
★”appreciate”は”thank”のフォーマルな表現になります。
★場面によって主語を「I」か「we」に変えても良いでしょう。
 
  
また、上記に対する返答は、以下のような簡単なあいさつで十分伝わります。
 

👉Thank you for having me.

お招きいただきありがとうございます。
★複数であれば”me”を”us”に変えましょう。

👉It’s my pleasure.

どういたしまして / こちらこそありがとうございます。
★同席者がいる場合は”my”を”our”に変えましょう。
★ビジネスで使える丁寧な表現になります。
 
英語の文化は、手短に済ませることが望まれる場合が多いため、あいさつが済んだら本題に入ってしまっても問題ないでしょう。
 

 

内部リンク

 


 

 ⑤頼み事(依頼)をした時の「よろしくお願いします」の場合 

部下に仕事を頼む時や友達にお願いをした時にも「よろしく!」と使うときがあります。この場合も「ありがとう」の意味の表現を使うことが多いです。
 

👉Thanks!

ありがとうね!

👉Thank you in advance. 

よろしくお願いします。
★直訳すると「先にお礼申しあげておきます」となりますが、
日本語の「よろしくお願いします」に近い意味で仕事などのお願い事をした時に使いますが、押し付けがましい印象が出やすい表現なので使用する際は気を付けましょう。
 

👉I’m counting on you.

あなたを頼りにしてるよ。
 
またお願いごとをする時、’’Could you~?’’’’Would you~?’’を使えば「~をよろしくお願いできますか?(お願いします)」となるので、丁寧な言い方にもなります。
 

 

 ⑥その場にいない人に対しての「よろしくお願いします」の場合 

その場にいない人に対して「よろしくお伝えください」という時は、
「~さんによろしくお伝えください」という意味でよく使われる
以下のようなフレーズを使いましょう。
 

👉Please say hello to your family.

ご家族によろしくお伝えください。

👉Tell Tom I said hello.

トムによろしく伝えてね。
★「Tell~」は、少しフランクな言い方です。
 
 

 

 ⑦ビジネスメールの文末の「よろしくお願いします」の場合 

取引先とのメールなど、ビジネスメールでは「よろしくお願いします」はメールの末尾であいさつとして頻出するフレーズ
英文メールでは、初めての取引先でもお得意様でも同様の言い方をするので以下のようなフレーズを覚えておくと重宝するでしょう。
 

👉Most sincerely

👉Yours very sincerely

👉Best regards


 
その他に「お力添えいただけますでしょうか?」といった丁寧な言い方をする場合は以下のようなフレーズがあります。
 

👉I would be grateful for your help.

👉Your help would be very appreciated.


 
また、情報が欲しい場合や何かについて教えてもらいたい場合は「情報をいただければと存じます。」という意味合いを持つ以下のようなフレーズを使います。
 

👉I hope you will be able to provide the information.

 


 
 
内部リンク
 
 

 

 様々なシーンで使える「よろしくお願いします」 

 
色んなタスクを同時にこなす女性
Image by Freepik
 
英語の「よろしくお願いします」には色々な使い方、表現があるのは分かって頂けたと思います。
最後に、上記で紹介しきれなかったものをまとめて紹介していきます!!
 

👉I’m sorry for the inconvenience caused,but your help would be highly appreciated.

お手数をお掛け致しますが宜しくお願い致します。
★「I truely apologize for ~」とすると更に丁寧な表現になります。
 

👉I’m sorry for the trouble.

お手数おかけします。

👉I’m sorry to trouble you. 

申し訳ありませんが、よろしくお願いします。
★カジュアル表現です。

👉I really appreciate your great support.

申し訳ありませんが、よろしくお願いします。
★丁寧な表現です。

👉Thank you very much.

ご迷惑おかけしますが、よろしくお願いします。
★カジュアル表現です。

👉I really appreciate it.

ご迷惑おかけしますが、よろしくお願いします。
★丁寧な表現です。

👉Nice to meet you, too.

こちらこそ、よろしくお願いします。

👉You, too.

こちらこそ、よろしくお願いします
★とてもカジュアルな表現です。

👉Thank you very much for your kind support.

ご協力よろしくお願いします。

👉Thank you very much for your cooperation.

ご協力よろしくお願いします。

👉Thank you very much for your consideration.

ご検討よろしくお願いします。

👉Thank you very much for your understanding.

ご理解の程よろしくお願いします。
 


 

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 シーンに合った「よろしくお願いします」を使おう! 

英語の「よろしくお願いします」は、場面によって様々なフレーズがあることがお分かり頂けたと思います。
今回はよく使う表現を厳選し、ビジネスやカジュアルな表現まで日本語と違った表現の仕方をたくさん紹介しました!
今回紹介出来なかった分も含めて実に様々な言い方がありますので、英会話を学びながら覚えていくときっと役に立つでしょう。

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